商品内容 | 本教材はパブリック・スピーキングを行なう方が身につけるべきスピーチ原稿作成の基礎を余すことなく紹介し、段階的な練習を通じて基礎を完全に身につけてもらうことを目的としています。最終的に、スピーチを通じて賢慮を身につけ、企業や官公庁、非営利団体などのリーダーとなって、あるいは地方議員・国会議員となって理念を訴え聞き手の共感を呼び起こし、共に行動してもらえるようになることを目指します。 書店に出ているスピーチ本と異なり、本教材では原稿作成の技術こそが上達の要と捉えています。学習は次のように進みます。まず、人に話さずにはいられない情熱を内包したテーマの性質を理解します。ここから公共性の高い個別トピックの見つけ方へと進み、内容を固めるための基礎調査の技法を習得します。 続いて、序本結(じょほんけつ)と呼ばれる、五段落を用いて個別の体験を拡大・抽象化して普遍的な倫理、教訓、共感へと発展させる構成を学びます。ここでは構成の基礎に慣れるために1分間スピーチ用の原稿を作成します。 次にこの原稿を3分間、5分間スピーチ用の原稿へと無理が無いよう、徐々に拡張していきます。拡張に必要な中心的技法である思考法とレトリック(修辞)について十分に練習を重ねていきます。 技術は知識の習得と平行して進んでいきます。本教材では、エートス(権威付け)・ロゴス(理知)・パトス(情熱)という三要素を最重要の理論と捉えています。これらを自由自在に操作して聞き手の属性に合わせた話ができるように練習していきます。 本教材では「聞き手と話し手の両方があってスピーチが成り立つ」という立場から、これを実践するために必要な「話の場」「無条件で受け入れられる話」「話の意図」「ジャンル」といった概念や用語を理解して使いこなせるようにしていきます。 また聞き手の属性を知るための聞き手や会場に対する事前調査や事後に得たフィードバックを利用して原稿を修正する方法も記しています。 各章には実践でそのまま使える豊富な原稿サンプルがあります。サンプルを自分で分析することで、これまでに一人では使いこなせなかった様々な技術が自分で応用できるようになります。また、重要な節の終わりには課題練習がつき、各章の終わりには理解を確認するためのテストも付いています。 21世紀にもっとも必要とされるこの技術を本教材で身に付けてください。 |
出品者 | 菅井 英明 |
販売日 | 2012/11/02 |